自分でできる?相続財産調査の進め方と注意点について | 福岡相続手続き相談センター
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相続財産の定義と評価方法
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1-1. 相続財産の定義
亡くなった人が残した財産や権利、負債をまとめたものが相続財産です。不動産や預金、株式などが含まれます。
1-2. 相続財産の評価方法
相続財産は、不動産や株式、預貯金などの資産を公正な指標を以て評価を行います。これは遺産分割や相続税の計算のために必要な作業です。
不動産の場合、土地や建物の価値は、地域の相場や土地の広さなどを考慮して公正な価値を評価します。同様に、株式や金融資産は、その時点での株価や金利、過去の取引価格から評価されます。預貯金も同じく、金融機関での金利や保有期間などに基づいて価値が算出されます。
遺産を公平に分けるためには、正確な財産評価が欠かせません。正確な評価は、後での追加課税や家族間の公平さを守るために極めて重要です。特に、財産の価値を誤って評価することで追加課税が発生し、相続人に思わぬ負担をもたらす可能性があるため注意が必要です。
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相続財産の調査手順と重要性
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2-1. 財産調査の進め方
財産調査は、遺産に含まれる財産やその価値を把握するための手続きです。これには不動産や株式、金融資産の評価だけでなく、債務や借金の確認、遺言書の有無、また遺族年金や保険証券なども含まれます。
特に、不動産については、土地の面積や用途、建物の構造や築年数、地域の相場などを考慮し、公正な価値を算出します。
金融資産に関しては、銀行や証券会社の情報をもとに、資産の評価を行います。また、遺言書や遺族年金などは、相続財産として確認が必要です。このような詳細な調査を行うことで、公正な相続手続きを行い、家族間の問題を未然に防ぐことができます。これにより、遺産分割や相続税の問題を事前に解決し、円満な相続を促進することができます。
2-2. 自己での財産調査のリスク
相続人が把握していなかった財産があとから出てきた・・・なんてことはよく発生します。相続財産の調査を自分で行うと見落としの可能性も高く、あとあと相続人間の争いに発展しかねません。
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財産調査の漏れによるリスクを避けるためには?
司法書士をはじめとする専門家は財産調査から評価までの一連の流れをサポートすることができます。
財産調査の過程では、思わぬ財産が見つかることも多々あります。 -
相続人間の争いやトラブルを未然に防ぐために、専門家への相談を検討することが望ましいでしょう。
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まとめにかえて|相続に関する無料相談を実施中!
司法書士にできること、できないことは以上の通りです。
ご自身のお悩みが司法書士に相談するべきものだと思われた方は、まずはお気軽にご相談ください。
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この記事を担当した司法書士
福岡中央司法書士事務所
代表
森 浩一郎
- 保有資格
司法書士
- 専門分野
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相続・遺言・民事信託
- 経歴
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福岡中央司法書士事務所の代表を務める。平成11年2月に「福岡中央司法書士事務所」を開業。相続の相談件数約950件の経験から相談者の信頼も厚い。